MEMBER
メンバー
-
企画開発部 部長
池田 奈織子
2004年入社
- 2004年入社
- ケイシイシイルタオ本店喫茶アルバイト
- 2007年
- 期間限定カフェ立上げ 正社員登用
- 2011年
- ルタオパトスカフェ立上げ カフェチーフ
- 2012年
- パトス店長
- 2013年
- 表参道GLACIEL立上げ 新規事業担当リーダー
- 2014年
- 企画開発課リーダー
- 2020年
- 企画開発部企画課マネージャー、シュクレイ企画開発部へ出向 商品企画課マネージャー
- 2023年
- ケイシイシイ企画開発部部長
-
開発課 マネージャー
富田 衛
2009年入社
- 2009年入社
- 企画開発課開発チーム
- 2011年
- 生産部ドゥーブルラインサブリーダー
- 2012年
- 生産部ドゥーブルラインリーダー
- 2016年
- 企画開発課開発チームリーダー
- 2017年
- サプライチェーンマネージメント部調達チームリーダー
- 2018年
- 生産部生産管理課リーダー
- 2019年
- 生産部第二工場マネージャー
- 2020年
- 企画開発部開発課マネージャー
-
経理財務課 マネージャー
矢萩 美帆
2012年入社
- 2012年入社
- 通信販売部CSチーム
- 2013年
- ダイレクトマーケティング部企画チーム
- 2015年
- 営業部外商課 催事管理システム開発リリース
- 2016年
- 営業推進チーム新設 リーダー
- 2017年
- 需給チームを吸収、兼務
- 2020年
- 経営管理部経営サポートチーム新設
- 2024年
- 経営管理部経理財務課 マネージャー
CROSS TALK
ケイシイシイで人生最大のチャレンヂは?
池田
一番はやっぱりシュクレイに出向させていただいたことだなと。
矢萩
シュクレイに異動になった時に、一番苦労したことってありますか?
池田
ケイシイシイにいたときも本州のブランドを担当させてもらってたので、ある程度北海道と本州の市場の違いをわかってたつもりでいたんです。でも実際はシュクレイは思いっきり駅周りだったりとか、空港とか都心での商売をしている中で、根本的に戦略だったりとか、お客様だったりとか、動きが違うっていうことを本当の意味で理解してなかった。競争の激しい市場の中でどんな商品やセールスの戦略を打つかっていうところが、最初は慣れなくてすごく苦労してた部分ありました。
現場を知るために、店長さんたちと毎月ミーティングをしてどういうお客様の流れがあって、どういう商品があれば更なる売上に繋がりそうかっていうところをしっかりヒアリングして商品を作るっていうことを身に着けることができました。ケイシイシイではあまりそういった場面がなかったなっていうのが気づきの一つでしたね。その現場でリアルに働いてる人たちの声が、大きな成果に繋がる糸口になるなっていうのは、ケイシイシイで志事をするうえでも力になってます。
矢萩
ケイシイシイも本州ビジネスをこれからまだ拡大していくと思うと、池田さんが本州ビジネスの企画を経験してくださったっているのでめちゃくちゃ頼りになりますよね。
池田
矢萩さんは?
矢萩
私は催事管理システムを導入したことですね。当時は催事店舗の売上・在庫・廃棄・サンプル処理を管理するための仕組みとして作ったシステムでした。
元々はエクセルで管理してたんですけど、普段の催事から存在しない商品が出てきたり、売上がずれてしまったりして処理が大変だったんです。その上バレンタインでは100催事くらい同時に処理しなくちゃいけなくて、一人で何十時間もかけて処理してたんです。めちゃくちゃ大変で、もし自分の下に後輩が入ってきたときに同じことをさせられないって思って、何とかしなきゃと。エクセルを改良してみたりいろんなことやったけれど、やっぱり駄目で、上司に「なんとか自社アプリを開発させてほしい」とお願いしました。自分はプログラミングできないので、画面や機能の仕様についての説明書を作ってシステム会社さんに提出して、急ピッチで開発とリリースをしました。不安もありましたが、ちゃんと運用に乗せられて、おかげで処理時間が三分の一くらいになって、本当にホっとしました。
今では発注とか新たな機能も追加されて、全ての直営店舗や催事に導入されているツールになったというのが、私の一番のチャレンヂだったかな思っています。
富田
普通にすごいな(笑)
池田
あれ矢萩さんが作ったんだ!?
矢萩
そうなんです!(笑)誰が作ったとかはあんまりわかんないですよね。
池田
素晴らしいね。だってみんな当たり前のように使ってるし!
矢萩
会社として当たり前のツールになってるのは、ありがたいですね。
池田
嬉しいよね、作った身としては。
いろんな部署を経験してきて、今の業務に活かされてることは?
富田
一番生産部が長いですけど生産管理もやりましたし、物流もやりましたし今は開発とか企画のこととかも少しやらせてもらったりとかしているので、工場全般の志事だったりとか、生産に携わる前と後ろの工程の業務は大体やらせてもらいました。新しい商品を作るときとかは、どういう事を考えなきゃいけないとか、この人のためにこういう商品作るには、どうしたらいいのかとかすごく役に立っています。原料を調達してお店までその商品を運ぶっていうサプライチェーンのところも一連の工程をやらせていただいたので、いろんな商品形態にどう対応していくかっていうことがしっかり見えてるのがすごいありがたいです。
矢萩
ラインテストもかなり入られてますよね?
富田
そうですね、それはラインリーダーの時の経験がすごく活きてますね、その頃は自分で開発から話を聞いて工程の調整をしてっていうのをやっていたので。
今こういう立場になってラインリーダーと話をしたりとか、現場の人と話をしながら、何がベストなのかをいつも探ってます。
美味しい商品を作るんだったらやっぱり生産現場の人たちが納得したものをお客様に届けたいので、ベストの状態を目指してちゃんと店舗に届くところまでをしっかり設計して、商品を売り出したいなというふうに思います。
池田
私は元々販売で入社して、店長をやらせていただいたときに、会社の中で初めての女性店長ってところで、すごく嬉しくもあり責任も感じました。
当時店舗同志の人数が45人ぐらいいて、幅広い年齢の人が、それぞれ考え方も違えば、みんないろんな想いを持っている中で、お客様に我々の美味しいお菓子を知ってほしいっていう想いは共通して持っているんだってことを知れたのがすごく良かった。
そういう想いを知ってからは、みんなで一丸となって売上の目標を達成していく、一つの目標に向かって進む楽しみっていうのをすごく実感できていて、何かその想いを持って今の商品企画に異動になれたことが自分にとってはすごくプラスになっています。
実際に店舗で商品を扱っていた自分としては、やっぱり自分が売ろうと思った商品ってすごくたくさん売れるんです。それを自分が経験したからこそ、売る人が売る気になってくれないと商品がお客様に届かないなって考えています。
矢萩
「販売の人たちが売れる気になる商品であるべき」という言葉がありましたけど、特にこの商品はそれが再現できたものはありますか?
池田
直近でいうと、NOCのチーズケーキナウっていう商品が、先月のグループ経営会議での社長賞をいただきました。全国のグループ企業の中でそれこそ初めてね、企画担当も一緒に成功事例の発表をさせていただいたんですけど、まさにそれが代表的な例ですね。
セールスの人たちから「もっと売りたいから、ここを変えてほしい」っていう要望が最初にあって、それに対して開発が「だったら美味しくしたいからリニューアルしたい」っていう想いを乗せてくれて。商品企画も「だったらもっと良いデザインの見せ方ってなんだろう」っていうように、3部門がそれぞれ先に広がる未来を思い描いて、いいものにしたいっていう想いがちゃんと集まって、全部が紐づいて結果が出た商品でした。それが最近の1番の代表例かなと思ってます。
矢萩
チーズケーキナウがすごく上手くいってるって、社内でもよく話が上がってますよね。この前東京に行ってきたんですけど、「これが今うちで一番推してるんですよ、おすすめなんですよ」ってスタッフが一丸になって売ってる感じがありました。
池田
嬉しいですね!スタートはセールスからの声があって、そこに企画がちゃんと同じ想い、それ以上の想いで返せたことがすごい良かったなと思ってます。本当にうまく気持ちが繋がった商品だなと思ってます。
ずっと長くケイシイシイで働きたいって思える理由って何ですか?
池田
私はね、飽きないから(笑)
入社して20年ほどですが、店舗の立ち上げとかシュクレイへの出向だったり、いろいろやらせてもらって、それが毎回人生の転機というか、毎回必ず違う人たちと出会っていくんだけれど、出会った人たちからものすごく成長のきっかけをたくさんもらえた。異動するたびに、自分の心持ちとか志事に対する姿勢やあり方みたいなのを常に成長させてもらえたなって感じますね。
あとは単純にその過程で出会った人たちが好きだなって思うところかな。
矢萩
この会社、楽しい人いっぱいいますしね。
富田
私も人になっちゃうんですけど、私は元々工場でお菓子を作ってきた人ではないんですけど、工場に入ってケイシイシイで何十年もお菓子作りをしてきた方たちに色んなことを教えてもらいました。やっぱりそういう人たちに対して何か恩返しがしたいなと思いました。私の周りの人たちも楽しい人たちばっかりなので、そのチームで志事ができてるっていうことがやっぱり一番幸せなことだなと。
色々な部署を経験したので、工場の中はほとんど知り合いばっかりなんです。一つの部署っていうよりかは、全体をチームとして関わりながらちゃんと良い商品を作るっていうところをしっかりやっていきたいです。そして日本だけじゃなくて、世界に向けてもやっていけるようにしていきたい。どんどん自分ができることも増やしていきたいし、商品も今まで売ってない地域に商品が出ていくっていう未来も含めて、世界を広げていきたいなというふうに思っています。
矢萩
ちなみに、つい先日アメリカにかれてましたよね?何をされてたんですか?
富田
ルタオシアトル店の立ち上げですね。現地のスタッフはキッチン業務を全然やったことない人たちしかいなかったので、キッチンの中でどんな作業をしなきゃいけないかっていうのを一通り全部見せて、キッチンを運営するための、スキルとか考え方の指導に行きました。
あとは何の道具が必要かみたいなのもわからなかったみたいで、いろんな物を買ってて、それがガラクタのように山積みになっていたのを、必要なもの不必要なもの1個ずつ仕分けして、こんな原料が必要だとかも整理しました。冷蔵庫の中にどういうふうに原料を配置して、このテーブルでこの作業をしてっていうところも、一つずつ指導してきました。
矢萩
我々の中で、誰かがやらなきゃいけないことが起こった時に、必ず富田さんの名前があがりますよね!
富田
ありがたい笑
池田
なんだろう、臆せずにやるっていうか、前向きなところもそうだし、やっぱり富田さんの人柄がいいから。それが日本人だろうと、海外の人だろうと壁がないというか、差がない。そういう人柄に人が集まってくるし、やっぱり頼られる存在なのかなって近くで見てて思いますね。
矢萩
私二つあって、共感いただけると嬉しいんですけど。
一つ目が、私は小樽出身で、お祝いのときはいつもルタオのケーキをお願いするくらいルタオが好きで入社したんです。それもあって、ホストじゃないけど、「私が育てる」みたいな、「私がルタオをNo.1にする」という気持ちがあります。だから大好きなルタオブランドがある限り続けていきたいんですよね。ルタオの商品が美味しいし、お客様の声もすごい温かくて、このお客さまたちのために頑張りたいなっていうのがあるんです。
あともう一つは、私は入社してからいろいろなことに挑戦させてもらって。通販時代にはいろんな方の胸を借りて、商品作ってもらってカタログに載せてっていうのもやらせていただけたし、さっきお話した社内システムも作らせてもらって。その時まだ入社四年目になるかならないかくらいだったんですけど、一人の従業員の進言でシステム開発ってなかなかさせてもらえないと思うんですよね。
今も、私は全く会計の経験なんてなかったけれど、経営数値分析して経営会議で役員の前で発表させてもらえるって、そんな経験普通させてもらえないって思っていて、本当にありがたいです。
特別な資格がない人間にも色んなチャレンヂをさせてくれる、これがケイシイシイのちょっと特別なところなのかなって思います。
池田
自分たちがなんかやりたいってなったときに、いい提案であれば「いいじゃん!やってみて!」ってなる。この感じが楽しさを与えてくれるなって思うよね。
矢萩
私たち三人は特に、上司にすぐ「こうしたい」って言いがちですもんね(笑)
富田
でもそれを、「いいじゃん!」って肯定して言ってくれるのが嬉しいからね。
池田
私も部長になったけど、未だに変わらず会議中に「ん?」って思うことがあったら「それってでも違いませんか?」って言っちゃうんですよね。何となく自分がこの立場になったらそういうことって言わなくなるんだろうなと思ってたけど…でも先日社長に面談していただいた際に、「そういうことはどんどんやってほしい」っていうのを逆に言っていただいて、それがすごい嬉しかったですね。
この立場だからやきゃいけない、やっちゃいけないっていう固定概念はないってことを、社長がおっしゃってくれるのがすごい。
そうさせてくれる会社って、みんなの声をちゃんと取り入れて、一番ベストだと思う選択肢をみんなの中から選ぼうとしてくれてるってことだと思いますね。